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救助・搬送実習レポート

6月末のある日、多目的グラウンド奥で、スポーツ医科学科の救助実習が行われていました。オレンジ色のユニフォームに身を固めた2年生が60人、真剣な表情で整列しています。
   
この実習は、交通事故で車内に閉じ込められた人を救助するという想定で行われました。用意された車には、救助工具で切り開く部分にマーキングがされています。何人もの学生が参加するので、たくさんのマークがついています。
   
これが車体切断用につかうエンジンカッター。使っているのはSTIHLという、ドイツ製のもの。高い信頼性と安全性で有名なメーカーです。エンジンカッターに限らず、スポーツ医科学科の設備・機材は、どれもみな充実しています。
   
10Kg以上あるエンジンカッターを取り扱う救助作業は、危険と隣あわせなので、取り組む学生の表情も真剣です。ゴーグルをつけ、指導教官による安全確保のもとで、実習は行われます。
   
ドアのヒンジ部分などは、レスキューツール・カッターで切り開きます。車体が変形していなければこの作業は必要ありませんが、事故の衝撃で車体がゆがみ、ドアが開かない場合などでは、こういった作業を行うことがあります。
   
無事ドアが外れました。学生全員が実習を体験できるように、交代で全てのドアを外していきます。
   
同時刻に、教育実習棟では、同じくスポーツ医科学科の搬送実習が行われていました。この日は、庭木の剪定中に脚立から落下し、後頭部を打ったという想定の人を搬送する実習です。
   
かけつけた救急救命士は、まずは救急患者の状態を確認し、気道を確保。担架に載せる時には、救急患者に負担をかけないよう、分割した担架を使って両側から挟み込むようにします。
   
搬送中に首が動かないよう、頭の両側から固定します。室内での実習生は、高規格救急車の車内を再現したカットモデルを使います。
   
こちらが実際の高規格救急車の車内。さきほどのカットモデルが、実車を忠実に再現したものだということがわかります。医療施設へ搬送中に、救急救命処置を行う現場です。
   
屋外で実習をしていた学生は、搬送中の実習も行います。学内を移動する間、車内での救急救命処置の指導を受けます。
   
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